法務省が示した危険運転致死傷罪適用の基準数値案について、高速度運転については最高速度が60km超の道路ではそこからさらに60kmを超過した場合、最高速度が60km以下の道路はそこからさらに50kmを超過した場合が基準となる。飲酒運転については呼気1Lあたり0.5mg以上のアルコール濃度などの基準が設けられた。中室さんは「数値基準を設けるのは国際的な流れとも合致している。ただ数値化されない危険行為の評価や数値以下なら安全との誤解を生まないようにする対策が重要」などと話した。大達さんは「基準以下だからといって危険運転致死傷罪に該当しないということにはならない」などと話した。2021年2月に大分市で起きた事故では時速194kmも出ていたが、当初は過失運転致死罪で起訴された。その後遺族が署名活動を行い、2022年12月に地検が危険運転致死罪への訴因変更を請求し地裁が認めたとのこと。
