茶道体験をするため浅草にあるビルにやってきた。茶道歴40年以上、茶道裏千家教授の竹田さんが迎えてくれた。ここは本格的な茶室で気軽に茶道体験ができる場所。竹田さんは約3万人の茶道体験のサポートをしてきた。茶道の心得は茶室に入る前に靴下を履き替える。茶道では招く人・招かれた人がお互いに思いやる。アクセサリーを外すことも心遣いのひとつ。 まずは、茶室前に設置されたつくばいで入室前に手を洗う。音をたてて扉を閉め、全員が入室したことを亭主に知らせる。和菓子を食べるときは、懐紙と呼ばれる和紙を皿代わりとして使用。和菓子には抹茶の苦味が緩和され、刺激の強い抹茶から胃を守る。竹田さんがいれてくれたお茶をいただく。お茶碗をしっかり持ち、一礼。正面の柄に口をつけないようお茶碗を回してから飲む。音を立てて飲み切ることですするほどおいしかったという意味になる。お茶碗を回し正面に戻して置く。お茶碗を見て楽しむのもポイント。掛け軸や花、着物まで相手の好みや季節に合わせて細部までコーディネートされていた。