インドネシアとアメリカが多国間の枠組みで毎年実施している軍事演習の開会式がジャカルタで開かれた。今年は17か国・6500人余が参加して、島しょ部の奪還を想定した上陸手順の確認、輸送機からの降下訓練などが予定されている。日本からは4回目の参加となり、陸自に加え今回から初めて海自・空自も派遣され、参加人数は約750人と去年の2倍以上となる。輸送艦「おおすみ」やC-130輸送機も派遣されている。日本としてはこうした訓練を通じた協力を進め、自由で開かれたインド太平洋の実現につなげたい考え。陸上自衛隊の武者利勝陸将補は、インドネシアはASEAN諸国の中でもリーダーを発揮している国で、価値観を共有する同志国、連携を強めていきたいと話した。