原材料高に加え、円安が一段と進む中来月の食品の値上げは2800品目以上となり半年ぶりの規模となる。今朝発表された東京23区の2023年度の消費者物価指数は前年度と比べ2.7%上昇した。伸び率は前年度のプラス2.9%より縮小したものの上昇率は2年連続で2%を超えた。こうした中、来月からの食品の値上げは2806品目にのぼり去年10月以来半年ぶりの規模となる。プリマハムがソーセージの「香燻あらびきポーク」をはじめ3%から38%引き上げるなどハム・ソーセージなど加工食品の値上げは2000品目以上にのぼる。また、キッコーマンのデルモンテ トマトケチャップは292円から319円に、調味料の値上げは100品目超に。原材料の高騰に加え円安がさらに進んでいることも価格を押し上げる要因となっているという。一方、齋藤経済産業大臣は5月分で期限となる電気・都市ガス料金負担軽減措置をいったん終了すると正式に発表。都市ガス代も450円値上がりする見通し。ただ、燃料価格が給湯した場合は機動的に対応するとし、再び軽減措置を行うことを示唆した。一方、4月末で終了予定のガソリン補助金については一定期間延長を発表。