埼玉・八潮市で起きた大規模な道路陥没事故からきょうで1週間。転落したと見られる男性は安否不明のままで、県はスロープの増設や水の使用制限の要請などの対応を取っているが捜索に向けた具体的な進展は見えない状況が続いている。本格的な捜索を阻んでいるのが穴からあふれ出す水。水の抜本的な解決ができない中、埼玉県・大野知事は「午後2時から午後4時まで可能な限り水の使用を控えてもらいたい」と述べ、関係する12の市と町の家庭と企業に水を使わないよう要請した。この1週間、八潮市では住民の節水への協力が続いている。取材した家では皿の上にラップを敷いて電子レンジでレトルト食品のカレーを温めて食べた。食事を終えればラップを捨てればいいだけ。しかし水の使用制限の結果について大野知事は「水位の低下は期待されたほどの効果は得られなかったが、一定程度の効果がみられた」と述べた。今後、県として同様の要請をするかどうか検討する。ここにきて新たな課題。穴の中に残るコンクリート製の管が崩落するおそれが出て対応を迫られている。消防による本格的な捜索を妨げる要因が相次ぐ中、具体的な進展は見えない状況が続いている。
東京都は清瀬市の下水処理施設に流入する下水道管19キロ、30か所できのうから点検を始めた。東京・東久留米市での点検の様子が公開された。東京都流域下水道本部・橋本勝土木施設管理担当課長は「東京都でも道路陥没がおきないよう、定期的な点検を行い、計画的な補修や再構築をおこなっていきたい」と話した。
東京都は清瀬市の下水処理施設に流入する下水道管19キロ、30か所できのうから点検を始めた。東京・東久留米市での点検の様子が公開された。東京都流域下水道本部・橋本勝土木施設管理担当課長は「東京都でも道路陥没がおきないよう、定期的な点検を行い、計画的な補修や再構築をおこなっていきたい」と話した。