3種目の合計重量を競うパワーリフティングの群馬県大会が先月初めて開かれた。最高齢の出場者は81歳の佐藤邦良さん。去年の国際大会では70歳以上の部で世界2位となった。体力の衰えを感じて43歳でパワーリフティングを始めた。70代になっても記録は伸びつ続け、72歳で国内初優勝。その後、日本代表に選ばれた。佐藤さんは大会に向けて週3回、ジムで体を鍛えている。目標にしているのは、合計重量450キロをキープし続けること。しかし、去年の大会ではひざが伸び切らず失敗して目標に届かなかった。仲間たちが日々の支えになっている。大会本番では去年国際大会で出せなかった450キロの記録を出すことができた。