今週から始まった東京証券取引所の取引時間の延長は投資家だけでなく企業にも影響を与えている。昨日の昼頃、都内でソフト開発を手掛ける「アステリア」の本社では中間決算の資料をアップする作業が行われていた。これまで3時に行っていた決算発表を今回から正午に前倒ししたという。東証は今週、70年ぶりに取引時間を30分延長した。それと共に企業に求めているのが決算発表の前倒し。これまで上場企業の8割は取引時間の終了後に決算発表をしていた。これを取引時間中に開始することで投資家の取引機会を増やす狙いがあるという。アステリアでは決算を前倒しした事で会見に参加した投資家が通常の2倍ほどいたという。