ことし生誕100年を迎えたハチ公。全国から秋田犬が集結し渋谷の街を散歩するイベントも開かれた。ハロウィーンの前には大勢の人が集まるのを防ぐためシートで封印された。ハチ公の前には連日外国人たちが集まる。なぜ世界の人たちはハチ公に魅了されるのかその理由を探ります。飼い主の上野英三郎博士といるハチ公像も作られ東京大学に設置されている。ハチ公像のすぐそばにある観光案内所にあるハチ公のお守りは月に200個売れるという。外国人がハチ公を知るきっかけとなったのはハチ公の映画。SNSでさらに人気が加速しハチ公像を投稿することは日本観光の定番になっている。渋谷は銀座や浅草を抜いて東京で最も外国人観光客が訪れる街になった。SNSに投稿されたウクライナ・マカリウで兵士に殺害された飼い主の帰りを玄関で待ち続ける秋田犬のリーニの様子が“マカリウのハチ公”と呼ばれている。世界の各地のメディアがリーニの姿を報道し戦争の愚かさを伝えた。アメリカでハチ公の本を出版したマクドナルド由美さんは今の世界情勢もハチ公の物語が多くの人の心に響く理由のひとつだと指摘します。ニュージャージー州のペット霊園に建てられたのは東京大学の銅像と同じ姿のハチ公像で霊園のオーナーが飼い主たちの心を癒やしたいと作った。ブラジル、トルコでもハチ公として紹介される犬がいる。ハチ公像には平和の願いも込められている。初代ハチ公像は安藤照さんが制作したが太平洋戦争中に金属部分を補うために撤去された。戦後、息子の安藤士さんが平和を願い2代目を制作した。
住所: 東京都渋谷区道玄坂1-1-1