再生医療事業で急成長するセルソース。多くの医療機関とのつながりを活かして、新治療の開発、細胞の加工受託を提供しているが、施設内で厳重に保管されていたのが凍結された卵子。女性の労働機会の増加や晩婚化が進む中、注目が集まる卵子凍結。東京・港区の伊藤忠商事で行われた卵子凍結に関するセミナー。会場を見ると多くの男性社員の姿もあった。今回、セルソースと一体となり、セミナーを開催した理由について、人事・総務部の鈴木有佳子さんは、妊娠とか出産は期限が決まっているので、期間が少しでも延ばせたり選択できるチョイスが増えたと語る。一方、セミナーでは課題も発信。卵子凍結をしても将来必ずしも妊娠できるものではないというリスクや、高額な医療費、体の負担面への理解も促進。伊藤忠商事 人事・総務部長の垣見俊之さんは、しっかり男性も理解してフェムテック施策を推進することが多様な人材が活躍できる環境整備につながるなどと語った。セルソースの橋本千尋さんは、初婚の年齢や第一子の出産の年齢もだんだん上がってきて、正しい情報をいかに多くの方に早く届けられるか、と話していた。