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オープニング映像。
今回のガリバーはコインロッカーを日本で初めて製造した鍵の総合メーカー・アルファ。アルファは玄関用スマートロックで国内シェア44％とNo.1を誇る。
アルファの年商は735億円、従業員数は約4000人。海外8カ国に拠点を持つロック分野のリーディングカンパニー。1947年、進駐軍の要請を受けてアルファが日本で初めて南京錠の製造を始めた。アルファでは現在、年間100万台を超える自動車の鍵を製造している。
アルファでは現在、年間100万台を超える自動車の鍵を製造している。独自に開発した機会の7本の腕で削りと研ぎを繰り返して鍵の山を作る。1本ずつ異なった削り方になるよう、コンピューターによって指示が出されている。削り出す鍵山の全部で10段階。山は左右対称に10個付けるため、理論上は100億通りの鍵を作ることが可能。アルファではスマートキーとキーの受信部となるドアハンドルも製造している。スマートキーシステムはリモコンキーからドアに向けてパスワードとなる数字を送信、その数字がドア側の数字と合えば鍵が開くという仕組み。アルファではこの数字を、鍵の開け閉めをするたびに変更している。アルファでは設計から製造まで車内での一貫体制を敷いている。
アルファはロッカー、自動車、住宅設備という3つの事業に分かれている。3つの優れた点を互いに取り入れて鍵の技術を発展させている。玄関のスマートロックで使われているのは自動車のリモコンキーのシステムを応用したもの。住宅用は鍵自体が振動を感知しないと電波を発信しない。1923年、大阪市淀川で創業した金物製造の会社がアルファの前身。その年に起こったのが関東大震災。復興していく家々で必要になったのが鍵だった。アルファはシリンダー錠の量産に成功した。1933年には日本で初めて自動車の鍵の製造を開始。戦後の混乱期にはどこにでも手軽に鍵をかけられる南京錠を。高度成長期には移動する人のたkめの必需品、コインロッカーを製造。
アルファのデジタルロックは1984年に発売されると利便性が話題となって大ヒット。しかし、番号に触れたときの指紋から暗証番号を絞って鍵を突破して住居に侵入するなどの犯罪が多発した。アルファはシステムを改良。暗証番号を打つとランダムに数字が表示されて、これを全て押さないと解錠ができない仕組みに。暗証番号以外の場所に指紋を残すアイデアで防犯性を高めた。アルファが今、力を入れているのがフラシュハンドル。鍵を持っている人が近づくと、鍵から発信されている電波を受診することでドアハンドルが出てくる。ドアハンドルが人の静電気を感知して触れずに操作することも可能に。このシステムを構築するため、アイデアでは製造ラインを一新した。フラシュハンドルはアメリカで販売されている自動車に導入されている。YKK APとの共同開発で生み出された製品に使われているのは顔認証の技術。
塚野社長は我々が貢献できるのは“人の動きを停滞せさない”ことなどとかたった。
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知られざるガリバーの次回予告。