きのう午前10時30分頃に外国為替市場で一時1ドル160円台となり約34年ぶりの円安水準を更新。160円台を記録した後も159円台で推移していたが、午後1時過ぎには急激な円高に転じた。午後2時前には155円台になり、その後も荒い値動きを見せた。市場関係者の間では、政府、日銀による為替介入があったのではとの観測も出ている。これに対し財務省・神田真人財務官は「為替介入の有無について申し上げることはない」とし必要に応じた適切な対応をすると述べた。急激な円安のきっかけになったのは金融政策決定会合後の日銀・植田和男総裁の発言。東京・台東区・浅草寺には外国人観光客の姿も目立つ。現在の円相場は156円だという。