熊本県にある熊本市動植物園で、子供たちの人気を呼んでいる展示が、世界最大級のヘラクレスオオカブトや、3本の長い角が特徴のコーカサスオオカブトなど、世界中のクワガタムシやカブトムシが展示されている。更に鳴くカブトムシも。このたくさんのカブトムシやクワガタは、実は飼育員の松成が始めた展示。元々は熊本市の職員だった松成は、大好きなカブトムシを子供たちに見てもらいたいという思いから動植物園へ異動を希望し、自ら展示ブースを作ってしまった。イベントではその知識を披露。松成の1日は餌やりや虫かごの清掃から始まる。その後、研究室でもお世話が続く。この日、台湾の天然記念物となっている貴重なクワガタが成虫となった。カブトムシ、クワガタを愛する58歳の松成は、最近は定年退職を見据え、技術や知識の引き継ぎを行っている。熊本市動植物園、南アメリカ・アクティオンゾウカブト、オセアニア・ニジイロクワガタの映像。熊本市動植物園・飼育員・松成忠広、飼育員・村崎太久也のコメント。