猛暑日手前の暑さになった大分・日田市。日田の暑さには3つの理由がある。まずは山々に囲まれた盆地にあり熱がこもりやすい特徴があること。更に熱風が山を吹き下りるフェーン現象により気温が上がる。また内陸に位置し海風も期待できない。体操教室は熱心に運動する人々でにぎわっていた。人口6万のうち3割以上が高齢者。必要なのはやはり体力。家でも対策が欠かせない。いくつもの植物を置いたグリーンカーテンで日よけ。更に、打ち水をすることで体感温度は1.5度ほど下がるといわれている。そして、家になくてはならないのが温度計。大分・日田市では暑さを生かしたスイカ作りが盛ん。灼熱の昼の暑さと夜との寒暖差のもとで育てた日田のスイカは糖度の高さが自慢。87歳、スイカ農家の齊藤さんは炎天下の作業だが熱中症には一度もなったことがないという。家にお邪魔すると目を引いたのは食事。梅干し、明太子など塩分を多めにとることで暑さを乗り切っている。水分補給はスイカでしていた。