国民民主党の玉木代表は昨夜、BS日テレの『深層NEWS』に出演し、いわゆる「年収103万円の壁」について、現時点では「178万円」へ引き上げるべきとの考えを改めて示した。「年収103万円の壁」引き上げについて、国民民主党・玉木代表は「『120』だと少なすぎますね」「今はでも対案がないので『178』しかない」と述べた。103万円の壁の引き上げ幅をめぐり、自民党内には物価上昇率にあわせて10万円程度にすべきとの意見がある。これに対して玉木氏は、物価上昇率ではなく最低賃金の上昇にあわせて、あくまで178万円までの引き上げを行うべきとの考えを改めて示した。一方で、引き上げ幅について「バリエーションはある」と述べた上で、与党側に対して具体的な引き上げ幅を明示するよう求めた。また、「財源を示すべきだ」との批判に対して、玉木代表は減税に伴う税収の上振れよりも歳出歳入の見直しなどで賄うべき、との考えを示した。