インドでは新車販売台数が2022年に中国・アメリカに次ぐ世界3位となると、去年も522万台を販売するなど成長が続いている。14億を超える巨大マーケットとなっているインドだが、2023年は乗用車の販売シェアはスズキが41.7%を誇っている。2位は韓国のヒョンデで14.6%、3位はタタ・モーターズで13.8%となっている。スズキは他社に先駆けてインドに進出したことで存在感を示しているが、シェアはここ数年減少が続いていて、一方のタタ・モーターズは2019年の4.9%から13.8%までシェアを伸ばしている。インドは電力インフラが強化されていないことから中国メーカーはそこまで進出出来ていないという。対するスズキは中期経営計画でEVの生産を強化するとともに需要が伸びている天然ガス車も展開する方針。現在は230万台超の生産を行っているが、これを400万台まで引き上げる方針という。スズキ以外もインドを重視する方針でありホンダはターバンを巻く人を視野に天井の高い車を提案する様子が見られ、日産は資本提携するルノーとともにSUV4車種を導入する。ベトナムの企業も進出しているという。