環境省によると、去年4月から先月末までにクマの被害に遭った人の数は全国で218人に上り、過去最多となっている。今日の環境省の検討会では、被害防止の対策が話し合われていて、絶滅のおそれが高い四国以外で、クマを「指定管理鳥獣」に追加する案が了承される見通しだという。これにより都道府県がクマの捕獲などをする際、国から補助金等の支援を受けられるようになるとのこと。一方で既に指定されているニホンジカとイノシシに比べてクマは個体数が少ないことから、対策案では過度な捕獲が行われないよう生息エリアなどを継続的に把握すべきとしている。