北海道は業務の効率化を進めるため、文章などを自動的に作り出す生成AIをきょうからほとんどの部局で本格的に導入した。北海道は生成AIの利用を希望した職員300人を対象に去年10月から試験運用を行っていて、業務の効率化に一定の成果が見られたことから、警察や高校などを除いたほとんどの部局できょうから本格的に導入した。このうちデジタル化を担当する部署では、職員がパソコンのチャット機能を使って、働き方に関する業務の改善方法を5つ提案してほしいなどと依頼すると、数秒ほどで具体的な回答が提示された。道は生成AIを活用するにあたり、リスク管理の方策などをまとめたガイドラインを作成したほか、利用する職員に事前研修の受講を義務づけることで個人情報の流出や著作権の侵害などを防止することにしている。