地震への警戒が続く中で迎えたお盆シーズン。久々の再会に喜ぶ声が聞こえたのは和歌山県田辺市。本宮町ではお盆休みで帰省するこの時期に、二十歳を祝う会を前倒しで行っている。今年の対象者の10人全員が県外に住んでいるが南海トラフ地震臨時情報が出る中、5人が帰省し祝う会に参加。奈良から帰省した女性は「くろしお特急が止まってしまって急遽母が迎えに来てくれました」と話した。今回の震源となった日向灘付近ではマグニチュード7クラスの地震がおよそ30年周期で発生している。発生から5日が経ち今後に向けた解析も進んでいる。京都大学防災研究所・西村卓也教授によると、解析の結果今回の地震ではプレートが動かなかった割れ残りが生じている可能性があることが分かった。M7クラスの地震が再び発生する可能性も否定はできず津波も8月8日と同等あるいはもう少し大きい津波の可能性もあるという。