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- 田代杏子 小山径 坂下恵理
大阪管区気象台は午前11時、近畿地方が梅雨明けしたとみられると発表した。去年より21日、平年より22日早くなっている。気象台によると、近畿地方のきょうの梅雨明けは確定すれば統計を取り始めた1951年以降最も早く、6月中の梅雨明けは初めてとなる。きょうは午前中から各地で気温が上がっていて、午前11時半までの最高気温は大阪・枚方市で31.9℃、和歌山県田辺市栗栖川で31.6℃などと30℃以上の真夏日になっているところがある。この後も気温は上がり、日中の最高気温は京都市と和歌山市で33℃などと予想されている。和歌山県には熱中症警戒アラートが出されている。
和歌山県白浜町のテーマパークで飼育されているジャイアントパンダ4頭があす中国へ返還されるのを前に最後の観覧日の朝、開園前から家族連れなど約1400人が並んだ。飼育されているメスのジャイアントパンダ・良浜とその子どもの結浜、彩浜、楓浜の4頭は日中の保護共同プロジェクトの契約期間が満了することに伴い、あす中国に返還される。4頭はあす白浜町を出発し、中国・四川省にある繁殖施設に返還されることになっていて、国内で飼育されるジャイアントパンダは東京・上野動物園の2頭のみとなる。
夏に多くの人が訪れる高知の観光地・桂浜の海で水難救助訓練が行われた。訓練は2011年に桂浜で幼い子どもが高波にさらわれて亡くなる事故が相次いだことを受けて海上保安部や警察、消防などが毎年行っていて、きょうは約30人が参加した。海で人が溺れているという想定で海上保安部の職員の指導のもと、警察官などが合図を出してから浮き輪型の救命道具を投げ込んでいた。この後、毛布を担架代わりにして溺れた人を4人がかりで運んだ。訓練では救命措置の手順も確認し、心臓マッサージのやり方などを学んでいた。桂浜公園の海は地形から突然の高波が起きやすく遊泳が禁止されているが、去年も波打ち際で遊んでいた人が沖合に流される事故が起きている。参加した高知南警察署の巡査は「せっかく訓練したので迅速に動いて少しでも多くの命を助けられるように、初動を早くして正確な救助活動を行いたい」と話した。
南アフリカ原産で明治時代に日本に入ってきたと言われるユリの仲間「ユーコミス」は縦に長く、たくさんの花をつけ、パイナップルのような見た目から“パイナップルリリー”と呼ばれている。安芸市の農家は十数年前に友人から球根5個をもらったのをきっかけに栽培を始めた。現在、パイナップルリリーを年間200本余栽培していて、今年は去年より1週間余遅い今月下旬から収穫が始まった。収穫は比較的涼しくなる午後3時以降から行われ、茎に傷がつかないよう1本1本丁寧に摘み取っていた。パイナップルリリーの収穫は来月中旬ごろまで行われ、地元の特産品などを取り扱っている場所で販売される。
伊勢神宮にゆかりのある三重県の金剛證寺で寺の再興に尽力した僧侶を偲ぶとともに個人を供養する法要「開山忌」がきょうから始まり、多くの人が参拝に訪れた。金剛證寺・宮崎有弘執事長は「塔婆を立てることで亡くなられた人がより早くいい世界に生まれ変わるよう皆さん来られていると思う」と語った。
本格的な夏を前に能登半島地震の被災者が暮らす輪島市の仮設住宅で高齢者を対象に熱中症の予防を呼びかける講座が開かれた。その後、輪島市が熱中症などを防ぐために被災者の意向を聞いたうえで仮設住宅に設置を進めている緊急通報システムについて担当する会社から説明も行われた。保健師・原田萌々子さんは「エアコンを使うのと同時にこまめに水分を取ってもらうのが大事になる」と話す。
山口県萩市の博物館に豊臣秀吉や秀長も関係する数々の古文書が寄贈されていたことがわかった。秀吉が九州の島津市を攻めた九州攻めの際に毛利家の吉川元春に送った古文書もある。数々の古文書は毛利家の家臣だった渡辺家の子孫が博物館に寄贈したもの。東京大学史料編纂所・村井祐樹准教授は天皇から渡辺家に官位が与えられたことが記されている口宣案に「渡辺」ではなく「豊臣」姓を名乗っているところに注目。これで当時、渡辺家がかなり重視されていたことがわかる。萩市にある常念寺には渡辺家の功績を記した功徳碑がある。古本由利子さんは「毛利の影武者となって毛利の代わりに戦いで討ち死にしたことを褒めて書いている」と話す。功徳碑には渡辺長の父親・渡辺通の異名鈴槍通が刻み込まれている。渡辺家に保管されていた槍は、戦場で手柄を上げた渡辺通の活躍を知った将軍足利義晴から与えられたと伝わっている。村井祐樹准教授は資料について、江戸時代・幕末含めてまとまって出てきたことが大変大事だと話した。
山口県萩市の博物館に豊臣秀吉や秀長も関係する数々の古文書が寄贈されていたことがわかった。萩博物館・平岡崇学芸員は「渡辺家の歴史はもとより毛利家、さらには長州萩藩の歴史を新たに描き出せるかもしれない」と期待している。渡辺家は古文書を土に埋めて守り切ったという。
北海道大学などの研究グループがごく小さな化石を岩石を薄く削りながら連続的に撮影することでデジタル空間に再現する新技術を開発。北海道内20か所の約1億年~7000万年前にかけての白亜紀の地層から見つかった岩石を調査し、大きさが数ミリのイカの口の部分の化石250個余が見つかった。うち39種は新種。研究チームは「1億年前に現れてから急速に多様化し、従来の説と異なり、アンモナイトを上回る繁栄を見せていたと考えられる」としている。この研究結果は生命の進化を知る重要な手がかりとして注目されている。
北洋銀行は年功序列を見直し、「支店長に最速で27歳で昇進できる」などとする新たな人事制度を「来月1日から導入する」と発表した。転居を伴う異動に関する手当を拡充、最大50万円の赴任一時金を新設するとともに単身赴任手当の上限を月13万円に引き上げる。新入行員の月給は学歴による差を廃止、現在の総合職などにあたる業務範囲の限定がない職種では一律27万円に引き上げるなどとしている。道内では北海道銀行や北海道信用金庫も来月1日から賃金の引き上げを予定。
中国などが原産の特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」はサクラやモモなどの幹に幼虫が寄生して内部を食い荒らし、最終的には枯らしてしまう。「桃まつり」が開催されるなど桃の名所として知られる古河総合公園にはハナモモなど約2000本が植えられているがクビアカツヤカミキリが2019年に園内で確認され、昨年度までの5年間に4分の1にあたる528本が被害にあったことが分かった。被害が拡大しないよう公園はハナモモを335本、スモモ2本、サクラを1本根元から抜き、ほとんどを若木に植え替えた。茨城県はこの虫を見つけたら駆除した上で自治体に連絡するよう呼びかけている。
去年越前市に開園した「にじいろこども園」は園児158人のうち58人が外国籍で、大半をブラジル国籍が占めている。ブラジルの祭り「フェスタ・ジュニーナ」を模したイベントが開かれ、園児や保護者が参加した。とうもろこしの粉を使ったおやつも用意された。
来月1日から始まる博多祇園山笠の期間中、13の「飾り山笠」が飾られる。飾り付けが本格的に始まり、十五番山笠「博多リバレイン」では山笠大工たちが人形や装飾を飾り付けた。ことしのテーマは表が「関ヶ原長政武勲之誉」、見送りは「決闘巌流島」。飾り山笠は来月1日から公開される。
NHK岐阜公式キャラクター、徳島・弁天山、比布町のいちごの映像、NHK各放送局の気象予報士が切り取った空の写真でこの時間帯の空の様子を伝えた。
全国の天気予報を伝えた。
エンディングの挨拶。「列島ニュース」の番組宣伝。