2025年6月27日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース
山口局 知られざる毛利家文書 豊臣家との関係が…

出演者
田代杏子 小山径 坂下恵理 
(気象情報)
気象情報

近畿、四国、中国地方、九州北部、九州南部で梅雨明けとなった。高知の中継映像を背景に全国の気象情報を伝えた。

大阪局 昼のニュース
近畿地方 梅雨明け”観測史上最も早く6月中は初”

大阪管区気象台は午前11時、近畿地方が梅雨明けしたとみられると発表した。去年より21日、平年より22日早くなっている。気象台によると、近畿地方のきょうの梅雨明けは確定すれば統計を取り始めた1951年以降最も早く、6月中の梅雨明けは初めてとなる。きょうは午前中から各地で気温が上がっていて、午前11時半までの最高気温は大阪・枚方市で31.9℃、和歌山県田辺市栗栖川で31.6℃などと30℃以上の真夏日になっているところがある。この後も気温は上がり、日中の最高気温は京都市と和歌山市で33℃などと予想されている。和歌山県には熱中症警戒アラートが出されている。

パンダあす中国へ最後の観覧日

和歌山県白浜町のテーマパークで飼育されているジャイアントパンダ4頭があす中国へ返還されるのを前に最後の観覧日の朝、開園前から家族連れなど約1400人が並んだ。飼育されているメスのジャイアントパンダ・良浜とその子どもの結浜、彩浜、楓浜の4頭は日中の保護共同プロジェクトの契約期間が満了することに伴い、あす中国に返還される。4頭はあす白浜町を出発し、中国・四川省にある繁殖施設に返還されることになっていて、国内で飼育されるジャイアントパンダは東京・上野動物園の2頭のみとなる。

高知局 昼のニュース
桂浜で水難救助訓練

夏に多くの人が訪れる高知の観光地・桂浜の海で水難救助訓練が行われた。訓練は2011年に桂浜で幼い子どもが高波にさらわれて亡くなる事故が相次いだことを受けて海上保安部や警察、消防などが毎年行っていて、きょうは約30人が参加した。海で人が溺れているという想定で海上保安部の職員の指導のもと、警察官などが合図を出してから浮き輪型の救命道具を投げ込んでいた。この後、毛布を担架代わりにして溺れた人を4人がかりで運んだ。訓練では救命措置の手順も確認し、心臓マッサージのやり方などを学んでいた。桂浜公園の海は地形から突然の高波が起きやすく遊泳が禁止されているが、去年も波打ち際で遊んでいた人が沖合に流される事故が起きている。参加した高知南警察署の巡査は「せっかく訓練したので迅速に動いて少しでも多くの命を助けられるように、初動を早くして正確な救助活動を行いたい」と話した。

パイナップルリリーの収穫盛ん

南アフリカ原産で明治時代に日本に入ってきたと言われるユリの仲間「ユーコミス」は縦に長く、たくさんの花をつけ、パイナップルのような見た目から“パイナップルリリー”と呼ばれている。安芸市の農家は十数年前に友人から球根5個をもらったのをきっかけに栽培を始めた。現在、パイナップルリリーを年間200本余栽培していて、今年は去年より1週間余遅い今月下旬から収穫が始まった。収穫は比較的涼しくなる午後3時以降から行われ、茎に傷がつかないよう1本1本丁寧に摘み取っていた。パイナップルリリーの収穫は来月中旬ごろまで行われ、地元の特産品などを取り扱っている場所で販売される。

名古屋局 昼のニュース
名古屋の逮捕教員「学校だより」作成担当

女子児童を盗撮し画像などをSNS上のグループで共有したとして小学校の教員ら2人が逮捕された事件。その逮捕された名古屋市の教員は保護者に学校の様子を知らせる学校だよりを作る担当で、学校行事で児童の様子などを撮影していたという。立場を悪用して盗撮をしていた可能性もあるとみて警察が調べている。

金剛證寺で「開山忌」始まる

伊勢神宮にゆかりのある三重県の金剛證寺で寺の再興に尽力した僧侶を偲ぶとともに個人を供養する法要「開山忌」がきょうから始まり、多くの人が参拝に訪れた。金剛證寺・宮崎有弘執事長は「塔婆を立てることで亡くなられた人がより早くいい世界に生まれ変わるよう皆さん来られていると思う」と語った。

徳島局 昼のニュース
イノシシのわな見に行った70代男性2人死亡

徳島市渋野町でイノシシのわなを見に行った70代の男性2人が山の中で倒れて死亡しているのが見つかった。2人はわなの近くで倒れ手と足に複数の傷があったということで警察は死亡したいきさつを調べるとともにイノシシに襲われた恐れもあるとみて周辺で注意を呼び掛けている。現場はとくしま動物園から東に約800メートル離れた山の中だった。

(地震情報)
地震情報

地震情報を伝えた。

NHK NEWS WEB
水道管破損 早期発見には

水道管破損で大規模進水。漏水や老朽化を早く発見するためにはどうすればいいのか。4月に京都市で水道管が破損し大量の水があふれ道路が冠水した。水道管は設置から65年ほど経過していて市の交換の目安を越えているため、ことし11月ごろに撤去する予定だった。ことし5月には大阪市城東区で水道管が破損して広い範囲が冠水。交換の目安には達していなかったが、水道局は老朽化が原因とみている。こうした被害は全国で課題となっている。自治体は道路を歩いて目視で探したりしているため人手も時間もかかる。水道管の破損をいち早く発見しようと大阪 摂津市が取り入れたのが人工衛星とAIを組み合わせたシステム。市の担当者は「調査の効率が上がって発見率の向上に期待している」と話している。一方で水道管の老朽化について最も有益な情報源は住民からの通報。NHKでは全国水道危機マップを紹介している。

(地震情報)
地震情報

地震情報を伝えた。

山形局 昼のニュース
クマの目撃なく通常どおり運航

きのう山形空港の滑走路にクマ1頭が侵入したため滑走路が閉鎖されて10便が欠航した。きょうは通常通り運航しているがクマは今も空港の敷地内にいるとみられ、警察などが警戒を続けている。

金沢局 昼のニュース
輪島市の仮設住宅で熱中症の予防講座

本格的な夏を前に能登半島地震の被災者が暮らす輪島市の仮設住宅で高齢者を対象に熱中症の予防を呼びかける講座が開かれた。その後、輪島市が熱中症などを防ぐために被災者の意向を聞いたうえで仮設住宅に設置を進めている緊急通報システムについて担当する会社から説明も行われた。保健師・原田萌々子さんは「エアコンを使うのと同時にこまめに水分を取ってもらうのが大事になる」と話す。

国交省が逆走防止の対策工事

先月、金沢市の国道159号「山側環状」で起きた逆走事故を受けて国土交通省は逆走を防ぐために進入禁止の表示を書き直すなど対策工事を行った。今回の事故を受けて国土交通省が調べた結果、「山側環状」ではほかの4か所のインターチェンジでも逆走防止対策が必要であることがわかり工事を順次行うことにしている。金沢河川国道事務所・焼田聡総括保全対策官は「逆走しないように進入禁止の標識などを準備できしだい順次進めていきたい」と話す。

列島ニュースアップ 山口局
古文書から知られざる毛利家家臣に迫る

山口県萩市の博物館に豊臣秀吉や秀長も関係する数々の古文書が寄贈されていたことがわかった。秀吉が九州の島津市を攻めた九州攻めの際に毛利家の吉川元春に送った古文書もある。数々の古文書は毛利家の家臣だった渡辺家の子孫が博物館に寄贈したもの。東京大学史料編纂所・村井祐樹准教授は天皇から渡辺家に官位が与えられたことが記されている口宣案に「渡辺」ではなく「豊臣」姓を名乗っているところに注目。これで当時、渡辺家がかなり重視されていたことがわかる。萩市にある常念寺には渡辺家の功績を記した功徳碑がある。古本由利子さんは「毛利の影武者となって毛利の代わりに戦いで討ち死にしたことを褒めて書いている」と話す。

スタジオトーク

山口県萩市の博物館に豊臣秀吉や秀長も関係する数々の古文書が寄贈されていたことがわかった。萩博物館・平岡崇学芸員は「渡辺家の歴史はもとより毛利家、さらには長州萩藩の歴史を新たに描き出せるかもしれない」と期待している。渡辺家は古文書を土に埋めて守り切ったという。

札幌局 昼のニュース
イカ 約1億年前に現れたか

北海道大学などの研究グループがごく小さな化石を岩石を薄く削りながら連続的に撮影することでデジタル空間に再現する新技術を開発。北海道内20か所の約1億年~7000万年前にかけての白亜紀の地層から見つかった岩石を調査し、大きさが数ミリのイカの口の部分の化石250個余が見つかった。うち39種は新種。研究チームは「1億年前に現れてから急速に多様化し、従来の説と異なり、アンモナイトを上回る繁栄を見せていたと考えられる」としている。この研究結果は生命の進化を知る重要な手がかりとして注目されている。

最速27歳で支店長昇進も

北洋銀行は年功序列を見直し、「支店長に最速で27歳で昇進できる」などとする新たな人事制度を「来月1日から導入する」と発表した。転居を伴う異動に関する手当を拡充、最大50万円の赴任一時金を新設するとともに単身赴任手当の上限を月13万円に引き上げる。新入行員の月給は学歴による差を廃止、現在の総合職などにあたる業務範囲の限定がない職種では一律27万円に引き上げるなどとしている。道内では北海道銀行や北海道信用金庫も来月1日から賃金の引き上げを予定。

水戸局 昼のニュース
4分の1 外来種カミキリムシの被害

中国などが原産の特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」はサクラやモモなどの幹に幼虫が寄生して内部を食い荒らし、最終的には枯らしてしまう。「桃まつり」が開催されるなど桃の名所として知られる古河総合公園にはハナモモなど約2000本が植えられているがクビアカツヤカミキリが2019年に園内で確認され、昨年度までの5年間に4分の1にあたる528本が被害にあったことが分かった。被害が拡大しないよう公園はハナモモを335本、スモモ2本、サクラを1本根元から抜き、ほとんどを若木に植え替えた。茨城県はこの虫を見つけたら駆除した上で自治体に連絡するよう呼びかけている。

福井局 昼のニュース
独自 位置把握へ 発信機取り付け

県内の海水浴場では泳いでいた人が野生のイルカにかまれてけがをする被害が3年前から相次ぎ、去年は20人が被害を受けた。県は特定の1頭が人に危害を加えているとみて新たな対策としてこのイルカの位置情報を把握して監視できないか検討。関係者によると県は国の許可を得て今月18日、人に危害を加えていたとみられるイルカが小浜市の漁港に入ってきた際に位置を把握できる発信器を取り付けた。県は発信器の情報をもとにイルカが海水浴場に近づくと周知するシステムを導入することを検討。今月30日に開かれる対策会議で協議する。

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