発達障害の子どもがいる親の会。一番の悩みのタネは進学した学校で希望した教育が受けられるかどうか。発達障害がある子どもたちの学びの場は通常の学級以外にもある。通常の学級に在籍しながら週に数時間、別の教室で受ける通級による指導。障害ごとに学級を編成した特別支援学級。比較的重い障害がある子どもたちが通う特別支援学校。少子化が進んでいるが、3つを合わせた特別支援教育の利用者は2014年から2024年にかけて2倍に増加している。学校に行っても期待した支援が受けられなかったケースもある。学習障害があるケンタさん(仮名)。母親はケンタさんの特性に合わせ、プリントの文章を読み上げるなどのお願いをした。しかし、この学校では対応してもらえず、勉強についていけなくなったという。