広島訪問2日目。両陛下は11年前に集中豪雨で被害を受けた安佐南区に足を運ばれた。77人が犠牲となった土砂災害を受け土石流を防ぐ砂防堰堤が整備されている。説明を受け陛下は土石流をスピードはどれくらいですかと質問し、本当に大きな被害だったんですねと述べられた。そして多くの住宅が流された方角に向かい深く黙礼し犠牲者を悼まれた。両陛下は被災した経験から命を守る大切さを語り継ぐ人とも面会し思いに寄り添われた。広島で最後に訪ねられたのは被爆者が入所している原爆養護ホーム。耳を気手向けられた両陛下。95歳の女性が二度と戦争がないようにと訴えると陛下は大きくうなづき平和というのは本当に大切ですねと話された。今回の訪問で原爆被害の実相を肌で感じられたという両陛下。被爆体験や平和の大切さが伝えられていく意味を改めて心に刻まれた。