民法などの改正案は離婚後、父と母のどちらか一方が親権を持つ現在の制度の単独親権か父と母双方に親権を認める共同親権を導入するとしている。父母の協議で決定し同意できない場合は家庭裁判所が判断する。家庭裁判所がDVや子どもへの虐待があると裁判所が認めた場合は単独親権となる。改正案は共同親権を選択する際、父母双方の真意によるか確認する措置を検討するなど付則に盛り込む修正の上で今週、衆議院を通過し、きょうから参議院で審議が始まった。立憲民主党は国民の理解を得られているとは言い難いなどとした。小泉法相はいまの国会での成立に向け理解を求めた。改正案は来週から参議院法務委員会で審議される。