石川県では県外で避難生活を続ける人にいつの日か県内に帰ってきてもらおうと考えており、自宅再建の助成制度やインフラ復旧状況などの情報提供、避難先で相談会などを実施したりしている。しかし、県が把握できていない避難者も多くいるとみられ、実態の解明が課題となっている。門前町では地域にとどまる人たちのために震災前の暮らしを取り戻そうという動きが始まっている。先月、仮設商店街がオープン。全11店舗が開店している。全壊した和菓子店は店を辞めることも考えたが、「ここの和菓子を食べて元気になりたい」との声が数多く寄せられ、仮設商店街での再開を決めた。衣料品店では店の真ん中にテーブルとイスが設置されている。ここで話に花を咲かせているとのこと。地震前の商店街の賑わいを描いた作品を紹介。商店街でつながりのあるアーティストたちが描いたもの。もとの商店街の姿を決して忘れない、再びこうした姿に戻したい、そういった願いにどう応えていけるのか。息の長い支援が求められている。