石川祐希と高橋藍がレギュラーに君臨するアウトサイドヒッターは、攻撃の中心を担うエースポジション。2人に挑む甲斐優斗は専修大学4年生。昨年パリ五輪の代表メンバーに最年少で選ばれた。今年5月に行われた日本代表の強化合宿ではレギュラーメンバーは不在で、32人のうち11人が代表初招集の選手たちだった。主力不在のネーションズリーグ前半戦は、甲斐にとって監督にアピールできる最大のチャンスだった。甲斐の身長は2mと、石川や高橋に比べて10センチ近く高い。ロラン・ティリ監督も甲斐の成長に期待を寄せていた。最大のライバルである大塚達宣は、昨年セリエAでプレーした。もう1つの注目ポジションはオポジット。このポジションにも逸材として期待されている新星がいた。