2024年放送『虎に翼』。そのヒロインを演じたのは伊藤沙莉。主人公・寅子は昭和初期の女学生。世の中の風潮に違和感を抱いていた。当時は女性の選択肢が限られていた時代。寅子は事あるごとに疑問に突き当たる。やがて寅子は法律に興味を持ち大学へ。しかし、目の当たりにしたのは、夫の暴力で結婚が破綻している妻が嫁入り道具の着物を返してほしいと訴える姿。納得いかない寅子に寄り添ったのは、同じ法律を学ぶ下宿人で後に夫となる優三だった。その後、優三と寅子は弁護士になるため高等試験に挑む。優三は不合格となり、法律家の道を諦めることに。そんな2人は意外なきっかけで結ばれる。日本初の女性弁護士になった寅子だが、未婚の女性というだけで一人前に見られない寅子は社会的地位のため結婚を決意。その話を聞いて名乗りを上げたのが優三だった。優三が寅子を励ます名場面を紹介。ある時、優三に召集令状が。出征前に優三が思いを伝える名場面を紹介。その後、優三は戦死。寅子は一度退いていた法律の道へ戻ることを決心。やがて裁判官となり新潟へ。赴任先で新たな恋が芽生える。躊躇する寅子の背中を押したのは優三だった。優三に渡したお守りの中には手紙が。戦士した優三の思いを知る名場面を紹介。伊藤沙莉は「黙って横にいれくれるって一番すてき。(恋に落ちたのは)本当に急展開だったんだと思う。結婚も先にしちゃっているから、後から(好きになる)良さっていうか、その順番が寅ちゃんに合っていてすてきな反面、その順番のおかげで別れが悲惨というか。いい男性と巡り合ったなと思う。お互い尊敬しあえているからいい。夫婦の形としてはすてきだな」等と語った。