自民党の総裁選挙は27日の投開票まで今日で折り返し。議員票で推薦人20人からの上乗せを目指す3候補の動きについて国会記者会館から中継。前回の総裁選で連携した小泉氏や石破氏が優位な戦いを進める中、河野デジタル相は苦戦を強いられている。麻生派を中心に議員票は20台半ばにとどまっている。改革を訴える一方で派閥に残ることへの批判も強く、支援の広がりは見通せない状況。麻生氏の支援を得たものの派内の支持も割れていて、陣営関係者は「政策を訴えても勝てない。どん詰まりだ」と漏らしている。上川外務大臣は来週から国連総会に出席する予定で、討論会では代役を立てるなど異例の対応を取る方針。上川外務大臣は麻生派の一部や女性議員らを中心に支持を集めているものの周辺は「議員票の上積みは見込めない。出馬できたことが何よりの成果」と話している。知名度が課題の加藤元官房長官は、家族ぐるみでSNSに動画をアップするなど親しみやすさをアピールする作戦。ただ、先頭集団からは大きく引き離されているのが現状。“次の総裁選も見据え手を挙げておくことが大事だ”と話す人もいて、少しでも存在感を示したい考え。