自民党本部から中継。まもなく決選投票の開票結果が発表され、新しい自民党総裁が誕生する。1回目の投票では高市早苗氏の議員票が72票と予想を大きく上回り、報道陣が多く集まるフロアではどよめきが起きた。加藤元官房長官は推薦人20人を割る16人と発表されると、悲鳴にも似た声があがった。決選投票は国会議員票368票、都道府県連票47票で争われる。議員票については1回目の投票では石破氏46票、高市氏72票と高市氏が大きくリードしているが、岸田総理は決選投票では高市氏ではない候補の中で、1回目の投票で党員票が最も多かった候補に投票するよう旧岸田派の議員に指示している。多くの安倍派議員や麻生副総裁らは高市氏を支援する考え。1回目の投票では党員党友票でトップに立ち、議員票でも優位に立つ高市氏だが、推薦人の半数以上が裏金問題を抱える安倍派の不記載議員で、世論の批判にさらされ、次の衆院選や参院選では勝てないとの声も根強く、総裁選の行方は見通せない状況。