政府は来週にブラジルのルーラ大統領を国賓として日本に招き、26日に石破首相と首脳会談の予定となっている。これに合わせて今後5年間の両国の行動計画を取りまとめる方向で調整している。首脳どうしが2年ごとに相互訪問することや外務・防衛当局間で「安全保障対話」を新設することを盛り込む方向である。また森林伐採などで後輩した農地改良に官民挙げて取り組むとともにアマゾンの違法な森林伐採への対策を進めることにしている。このほか両国間の人的交流を活発化させるためにワーキングホリデー制度の導入に向けた交渉を始めることも盛り込む方向となっている。日本政府としてはこの機会にグローバル・サウスの主要国であるブラジルとの連携を深め、インド太平洋地域の情勢や法の支配の重要性などへの認識を共有したい考えとなっている。