衆参両院で過半数割れになったにも関わらず、最も多くの議席数をもつ政党“比較第1党”であるなどを理由に続投を宣言した石破総理。誰も責任を取らない党執行部にあって動きを見せたのが、前回の総裁選に出馬した河野太郎氏。河野選対委員長代理は、辞表を提出した上で、森山幹事長の辞任を要求。所属する麻生派の会長、麻生最高顧問は、「石破総理の続投は許されない」と周囲に話すなど、党執行部に揺さぶりをかけている。旧安倍派の萩生田元政調会長や齋藤前経産大臣など非主流派の議員らが都内ホテルで会合し、政権から下野すべきだとの考えで一致。党を建て直すためにも野党になる覚悟をみせている。林官房長官や高市前経済安保担当大臣らは、自らに近い議員を集めて会合するなど“ポスト石破”に向けた動きも活発化している。党執行部は、来週木曜日に両院議員懇談会を開いて、続投に理解を求める方針。
