石破内閣の発足後初めての国政選挙となる衆議院選挙がきょう公示された。今月27日の投開票に向け、各党党首らが第一声を上げている。政治への信頼回復に努めるとしたうえで実績や政権担当能力を訴える与党に対し、野党は自民党の派閥の裏金問題などを争点に政権交代を目指す考え。きょう公示された衆議院選挙は、小選挙区289、比例代表176の合わせて465議席を各政党各候補が争う。一票の格差を是正するため小選挙区を10増10減とする新たな区割りとなってから初めての衆院選となる。自民党の派閥の裏金事件を受け、政治不信が広がる中、政治とカネや物価高対策をはじめとする経済政策のほか、厳しい国際情勢に対応するための外交安全保障政策などが主な争点となる。新内閣発足から戦後最短での解散総選挙となる中、今月27日の投開票に向けた12日間の選挙戦がきょうスタートする。自民党・石破総理は「深い反省のもとにこの選挙に臨む。日本創生のための選挙」、公明党・石井代表は「争点は失われた政治への信頼をどの政党、政治家が取り戻すことができるのか問われる選挙」、立憲民主党・野田代表は「自民党政治に決別しようじゃありませんか」、日本維新の会・馬場代表は「まず身を切る改革をやります」、共産党・田村委員長は「裏金事件の幕引きを許さない」、国民民主党・玉木代表は「減税、社会保険料の軽減、国民の皆さんの手取りを増やす」、れいわ新選組・櫛渕共同代表は「経済音痴から日本を取り戻す戦い」、社民党・福島党首は「頑固に平和、暮らしが一番、税金は暮らしに」、参政党・神谷代表は「争点は激動の国際情勢の中で日本がどう生き残っていくか」とコメント。