福井県にある敦賀原発2号機は再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査で、原子炉建屋の真下にある断層が将来動く可能性が否定できないとして去年11月に不合格となり、日本原子力発電は追加調査を行った上で再申請する方針を示している。きょう日本原子力発電は、敷地内の断層に関する追加調査の計画を福井県に報告した。調査は早ければ来月から2年程度かけて行い、審査で焦点となった原子炉建屋周辺の断層の活動性や原子炉建屋の真下を通る断層との連続性などを詳しく調べる。日本原子力発電が敦賀原発2号機の審査を再申請する場合、原子力規制委員会は断層だけでなく重大事故に備えた安全対策など基準の全てを満たす申請書が必要だとしている。
住所: 福井県福井市大手3-17-1