郡山市の食品加工会社「きのこ総合センター」では空気が乾燥するこの時期に干し芋の加工作業がピークを迎えている。今日も朝早くから従業員が蒸したさつま芋の皮を剥いたり、切り分けた芋を乾燥機にかけたりしていた。この会社では震災前はしいたけの原木栽培を行なっていたが、東京電力福島第一原発の事故の影響で原木が入手しづらくなったことから、代わりとなる商品として7年前から干し芋の生産を始めた。芋は県内産のべにはるかという品種で毎年約300トン生産。乾燥機にかけた後、農業用ハウスで4~5日ほど自然乾燥させると、なめらかな舌触りと豊かな甘味のある干し芋に仕上がるという。会長は「今年も良い干し芋ができている。福島の干し芋という知名度を高めるために大量に作っていきたい」と話した。この会社の干し芋づくりは来月中旬まで続き、県内のJA直売所や道の駅の他、東北や首都圏のスーパーなどに出荷される。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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