去年7月の記録的大雨で、秋田市では5800棟余のの住宅が浸水などの被害を受けた。空き家も数多く水に浸かり、災害ごみの片付けや補修が行われないまま放置されている空き家も少なくない。こうした状況を受けて秋田市が浸水被害に遭った地区で調査を行ったところ、浸水した空き家は少なくとも193棟に上ることが判明した。この中には浸水被害がきっかけで住民が家を離れ、そのまま空き家になっているケースもあるとみている。放置された空き家は老朽化が急速に進み、倒壊の危険性が高まる他、悪臭など衛生面が問題となっているところもあるということで、秋田市は更に調査を進めるとともに所有者に放置しないよう指導や解体支援を検討するとしている。