野田氏は石破氏と同い年、趣味の話もする仲で政策も似ている部分がある。与党と対立する立場としてやりづらいというのは正直お感じになるかと質問。野田氏は「従来の主張を石破さんがずっと言い続けて党をまとめてという政権運営をすればやりづらいと思う。従来言ってきた齟齬がいっぱい出てきたならば逆に攻めやすくなると思う」などと述べた。石破氏が言っていた政策そのものが実行されればそこはある程度評価されるところもあると思うか。野田代表が掲げる政治改革、政策活動費の廃止、企業団体の献金禁止、旧文通費の使途公開、残金の返納、国会議員の世襲の制限。裏金不記載の問題は今後の選挙の選挙戦略にも影響してくる。立憲民主党として今後の選挙は裏金問題に対してどう対応していくのか。裏金議員の選挙という対立候補を立て有権者にペナルティーを与えてもらうと述べられているがその実現の鍵を握るのが野党共闘ということになる。これに対して維新は選挙協力というのはやらない、国民民主党は基本政策の一致がないと数合わせとの批判がまぬがれない、そして共産党は立憲は連立を組めないと最初から拒否をしている誠実な態度とは言えないとしている。野党間の共闘、高いハードルがあるようにうかがえる。自民党で不記載が指摘された議員が出た選挙区はこれに対して野党が一本化を図っていくということができないのか。それに対して野田氏は「調整していきたいと思う。丁寧に粘り強く会話をしながら、連携をして力を合わせていきたい」などと述べた。立憲民主党・野田佳彦代表は政権交代前夜を一つのスローガンとして代表戦で戦っていたが立憲民主党で全部の選挙区で候補者を出して政権交代を目指すのか、あるいは野党共闘で一部は他の野党に譲ってということでやるのかという方針の違いがある。野党勢力の最大化ということは他の野党との協力で政権交代を目指していくという方針でいくのかという質問。野田氏は「自公の過半数割れが基本戦略だと思っている」などと述べた。