立教大学で防災を研究している学生たちが通うキャンパスは埼玉県新座市にある。この地区の避難所は立教大学だが住民には高齢者も多く災害時の避難に地区の防災会長も不安を口にする。実際に地域を歩き高齢者が通りやすい避難ルートを探す。実際に地区の防災会と地区を回ると避難時に危険な箇所があることがわかった。割れたコンクリート塀はざっと見ただけでも10カ所以上あった。道幅が狭く車の通りが多い道もある。これらを元に提案したのが非難の際のリスクや経路を記した地域独自のマップ。狭い道や古い倒壊のおそれがあるブロック塀などの危険な箇所など細かい情報も地図に反映させる。地域の住民のほか市の防災担当者も交えた意見交換会では避難所の場所やわかりやすい経路の周知について意見が出された。最終的に代表的な3つの経路を選んだ。A経路は一番近いルートだが道幅が狭く車通りは多い。B経路は道幅が広く手押し車や車椅子の利用者でも焦らず避難できる。C経路は車通りは比較的少なく安全だが急な坂やひび割れている道路などもある。被害の状況に応じて一時避難所の利用も検討して貰えるよう呼びかけたり、住民からのリクエストにより地図裏面には避難に必要なマニュアルも追加した。
