気象予報士・木原実が今後の大雨や強風の見通しについて解説。木原は「大雨の原因について。昨日の朝9時の様子を見ると、前線を伴った低気圧と停滞前線が日本列島に沿うように伸びている。この場合高気圧のヘリを回ってきて、暖湿気流が流れ込んでくる。このため昨日から西日本方面から雨が降り出していたが、この気流の影響で所々で雨雲が発達した。今日になっても同様に前線が日本列島に沿うような形で東に進んでいるが、高気圧の勢力がが強いため前線の動きは遅い。今回また湿った空気が流れ込んできて、長い時間雨が降ったところでは余計に雨の量が増えた。24時間降水量を見ると関東と四国で多く降っている。高知・繁藤では189.5ミリ、静岡・天城山では195・5ミリと、200ミリに達する勢いで雨が降っている。神奈川・箱根では175.5ミリで、今年降った雨で一番多い。雨の予想を見ると今日の真夜中くらいには雨は止みそう。また雨の後は季節先取りの暑さとなることに注意」などと話した。