国が”睡眠”に危機感を持っている。睡眠による休養が十分とれていない人の割合は過去(2019年)18.4%。目標(2022年度)は15%。ところが最新データ(2018年)では21.7%。平均睡眠時間は世界33か国で8時間28分だが、日本人は7時間22分。街では「疲れがあまりとれていない」との声が聞かれた。男性への調査でリスクが分かった。1日5時間未満は肥満リスクが1.13倍。1日6時間未満は心筋梗塞・狭心症などの発症リスクが4.95倍。世界中の研究を集めて分析したら1日6時間未満の人は死亡リスクが上昇。確保すべき睡眠時間は成人は6時間以上、中学生・高校生は8~10時間、小学生は9~12時間、高齢者は寝床にいる時間が8時間以上にならないように。更に寝溜めはダメ。体内時計が狂って時差ボケのような状態になって肥満・糖尿病のリスクが生じる。特に呼びかけられたのは睡眠休養感(睡眠で休養がとれた感覚)。アメリカの研究では睡眠時間が短いと死亡リスクが増加。でも睡眠時間が少なくても睡眠休養感が確保できていれば死亡リスクは増えない。良質な睡眠に関して街では「冬は睡眠の質が悪くなる」との声が聞かれた。睡眠休養感を高めるために寝る準備として寝室は暑すぎず寒すぎずの温度にして就寝1~2時間前入浴で身体を温めてから床に入ると寝付きが良くなるという。更に寝る前はリラックス。就寝前1時間は家事・仕事・勉強に追われないこと。そして起きてからは日中にできるだけ日光を浴びると体内時計が調整されて眠りにつきやすい。寝る前のNG行為はスマホ。調査では就寝前布団で約6割がスマホ使用。20代女性は約9割。質の良い睡眠のためにはベッドにスマホを持ち込まない。更にカフェイン。1日にコーヒー700mlペットボトル1本半超で夜眠りにくくなる。そして無理に眠ろうとしない。悩んで余計に寝付けなくなる。一旦離れて静かで暗めの安心感のある場所で過ごして眠気が訪れてから寝床に入ると良いそう。鈴江アナは「例えば睡眠時間8時間だと人生の3分の1の時間を過ごすことになるので質を高めることを意識したいなと改めて思いました」等とコメント。