今日のポイントは『世界は…◯割・男女格差なぜ?』、『働き方で…1億円以上の違い?』。昨日岸田総理に提出された男女賃金格差プロジェクトチームの中間とりまとめによると、男性を100%としたとき女性の賃金は74.8%となっている。世界ではノルウェー、デンマーク、ニュージーランド等では女性は男性の9割を超え、イタリア、ドイツ、英国、フランス、米国は8割を超えている。日本や韓国はまだ格差が大きい。大企業の方が格差が大きいという。賃金格差の背景には、管理職比率、継続年数の差、女性の活躍阻む無意識の思い込みがあるという。労働経済学が専門の明治大学・原ひろみ教授は説明できない格差について「女性は仕事ができないだろう」「女性は家で家事をすべき」という無意識の思い込みだと指摘。1977年度生まれより以前に技術は男子、家庭は女子と別れていた。原教授は「性別で役割が違うと教えてしまっていた。」等と指摘している。政府のプロジェクトチームは女性の働き方によって家庭の生涯所得にどれ位差がつくのかという試算を発表した。この試算によると、夫婦と子供2人の家族である女性が出産後に正社員として復帰し た場合、再就職しなかった場合と比べて約1億6700万円多いとい。退職金や年金によって差がつくという。