この春9歳の誕生日を迎えた盲導犬「コニー」。コニーのパートナー、 小暮愛子さんと家族になって8年になる。盲導犬は10歳前後で引退することになっていて、コニーも今年いっぱいを目途に引退する。小暮さんは4人家族のお母さん。この日のメニューは煮込みハンバーグ。ハーネスは盲導犬のシンボル。盲導犬の仕事は障害物を避けるなど、移動をサポートすること。病気の影響で、小学5年生ごろから徐々に目が見えなくなったという。木暮さんは「この間まで見えていたものが、もうこんなに見えなくなってきたとか。すごく孤独で苦しい時間でしたね」と話す。そんな中、出会ったのが賢也さんで25歳で結婚、27歳のとき長女の真子さんを授かった。こども2人は大学生、高校生になった。盲導犬を迎え入れようと思ったのは子どもたちが小学生のころ。コニーはボランティアに育てられた後、1年ほど訓練を受け、小暮家にやってきた。コニーのおかげで行動範囲が広がり、家族で外出する機会も増えたという。コニーとよく行く行きつけのカフェがある。ルートを指示するのは小暮さんの役割。飲食店や交通機関、病院、ホテルなどは補助犬の受け入れを拒否してはいけない。法律ができてから20年以上が経つが1割ぐらいは断られるという。一緒に暮らすのもあと半年ほど。木暮さんは「ただの犬でも盲導犬でもなく本当に人生寄り添ってくれる存在ですね。本当にコニーに感謝しています」と話した。