総務省が発表した家計調査によると、8月の1世帯あたりの消費支出は29万3161円で、物価変動を除く実質で、1年前より2.5%減少した。減少は6カ月連続とのこと。項目別では食料が11カ月連続減少となる2.5%マイナス。教育も13.6%マイナスとなっている。またマスクの需要減などから保健医療も11.2%のマイナスとなった。一方厚労省が発表した8月の毎月勤労統計調査によると、物価変動を反映させた実質賃金は前年比2.5%減少し、17カ月連続でマイナスとなった。現金給与総額は1.1%増え、20カ月連続のプラスとなったが、物価上昇に賃金の伸びが追いつかない状況が続いている。