- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 是永千恵 打越裕樹
自民党はきょう、幹事長に森山総務会長を起用するなど、新たな役員人事を決定する。一方、次の総理大臣に就任する石破新総裁は、あす召集される臨時国会で論戦を経たうえで、来月9日に衆議院を解散し、15日公示、27日投開票で選挙を行う日程を軸に最終調整を進めている。
日本酒人気高まるフランス・パリで大規模な見本市が開催された。日本各地の酒蔵・酒造会社などから400種類以上の日本酒が出品された。見本市は今回で10回目。パリの有名レストランのシェフが、日本酒に合った創作料理を提供するセッションを紹介。主催団体は日本酒のフランスへの輸出はこの10年ほどで大きく増加、輸出額は6倍以上。
- キーワード
- パリ(フランス)
東京・上野動物園で13年間を過ごしたジャイアントパンダのリーリーとシンシン。高齢になったことなどからきのう、ふるさとの中国に帰った。毎日のように動物園に通い、13年にわたって2頭の写真を撮り続けてきた高氏貴博さんは、感謝の思いで見送った。高氏さんが撮影した写真を紹介。
自民党の石破新総裁の経済政策について。基本的な考え方として、石破氏は“岸田政権の取り組みを継承する”としている。「賃上げ」について。物価高を上回る賃上げでデフレからの完全脱却を目指すとし、総裁選の期間中には、2020年代に最低賃金を全国平均で1500円に引き上げることなどを挙げていた。それを実現するためとして、総裁選でまとめた政策集では、中小企業のDX支援策や、適正な価格転嫁を進めるための下請法の改正などを行う考えを示していた。
「エネルギー政策」について。総裁選では電力はAIなどで今後需要が高まるとして、安全を大前提に原発の再稼働を進める必要があるという認識を示していた。一方で、再生可能エネルギーも積極導入することで、原発の比重は下がっていくという見通しも示している。
「金融」について。総裁選があった先週金曜日の円相場を紹介。高市氏が決選投票に進むと1ドル=146円台半ばまで円安が進んだが、午後3時を過ぎて石破氏が新総裁に選ばれると一気に上方向、142円台まで円高に動いた。石破氏になると円高になる理由について。金融緩和の継続を明確に訴えていた高市氏が意識されてじりじりと円安が進んだことの反動という側面も大きい。ただ、市場では石破氏に対する警戒感があるのも事実。石破氏は以前、金融所得課税に言及したことがある。これは株式の売却益などに課税するもので、課税強化=収益に影響するという連想から、日経平均先物は大きく下落した。三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「石破さんは財政再建重視のイメージがあり、増税への警戒感は根強い。市場が安心できるメッセージをどう発信するかに注目している」とコメント。
郵便料金があす10月1日から一斉に値上げされる。はがきは年賀はがきも含めて63円から85円に、これまで84円、94円だった手紙は110円に値上げされる。消費税率の引き上げを除くと、1994年以来30年ぶりの値上げとなる。利用数が減っていることが値上げの背景にある。それに加えて物流コストの上昇などもある。総務省によると、今回の値上げによって郵便事業は来年度は黒字になるが、その翌年度からは、再び赤字になるという見通しを示している。理由は、利用数の減少がさらに続くとみているため。そこで総務省は、郵便料金の制度そのものの見直しを検討することになった。具体的には有識者による委員会が海外での値上げの状況や鉄道や電力などほかの公共サービスの事例も踏まえて、適正な料金の算定方法などを議論していく。安く全国に届く郵便の維持と収支の安定をどう両立するかが焦点となる。
- キーワード
- 総務省
高齢者で転倒などで亡くなった人は年間1万人を超えている。それを防ぐために介護施設が力を入れているのが歩行訓練。最新技術を使った取り組みを取材した。都内のデイサービス施設には、毎日およそ30人の高齢者が歩行訓練で訪れる。効率的な訓練を行うために導入したのが、訓練の結果をその場で見える化してくれるアプリ。利用者が5メートルほど歩く姿をタブレットで撮影するだけで、数多くの高齢者の歩行データを学習したAIが体の骨格を分析。歩く速度やリズム、ふらつきなど合計20点満点で評価する。月に1回、施設に通う男性は、転倒でけがをしたことをきっかけに訓練を始めたが、回復具合を確認するのが楽しみだという。
- キーワード
- 大田区(東京)
一方、歩行訓練にロボットを使うことで、働く職員の負担を減らそうという取り組みもある。神奈川県藤沢市にある介護施設では、歩行訓練は職員が体を支えながら行うため体力的な負担が課題だった。そこで導入したのが、トレーニングロボット。訓練する人の名前を選択すると、利用者に合わせて自動でハンドルの高さを調節。職員が後ろから軽く支えるだけで訓練ができる。さらにロボットのタイヤ付近にモーターが入っていて、逆方向に負荷がかかっているため、利用者はより効率的に足腰を鍛えることができる。
- キーワード
- 藤沢(神奈川)
今週の注目。30日月曜日:金融庁の「Japan Weeks」始まる、ほか。現在の円相場を紹介。
2019年に発生した沖縄の首里城の火災から来月で5年となる。焼失した首里城正殿は再来年の秋の完成に向けて、再建工事が行われている。およそ30年前の“平成の復元”にも参加した総棟梁が、再び沖縄のためにと力を尽くしている。40人ほどの宮大工を率いる山本信幸さん。工程を管理し、作業の進捗と質の確保に責任を持つ総棟梁を務めている。
福井県出身の山本さんは、奈良にある薬師寺の西塔の再建に10代で参加するなど、若いころから知識と技術を磨き上げてきた。沖縄との関わりは30代のときだった。戦争で失われた首里城が再びその姿を現した“平成の復元”。副棟梁として活躍した。そうした豊富な経験を買われ、今回の再建では宮大工のトップに就いた。今回の再建にあたり、山本さんは培ってきたノウハウを随所に生かしている。使用する木材の一部は、実際にみずからの目で確かめて調達。前回にはなかった工程への対応にも気を配る。今回は、建物の内部に消火設備が取り付けられることになっている。そして総棟梁として山本さんが最もこだわっているのが、地元の大工の参加。再建した首里城正殿を将来にわたって保存・修復していく人材を育てたいと考えている。若手を中心に全体の4分の1ほどの10人余りは沖縄出身者に加わってもらった。
その1人、33歳の上原翔悟さん。ふるさとのために自分の力を生かしたいと、山本さんに参加を直談判した。上原さんが担当するのは入り口の屋根の部分。山本さんは、建物の顔ともいえる重要な箇所をあえて任せた。山本さんは上原さんの作業を頻繁にチェックする一方で、あえて細かく口を出さないよう心がけている。みずから考え工夫しながら乗り越えていく経験こそが、首里城を守る宮大工としての財産になると考えているから。山本さんは「沖縄の伝統建築を支えてくれるような若手の職人を育てたい。私の持っている力を十分に発揮したい」と述べた。
北海道・羅臼町で地元の味覚を楽しんでもらおうという催しが開かれた。いくら丼600食が無料で配られ、受け取った人たちは旬の味覚を堪能した。訪れた人が競りの形で購入できる催しも開かれた。
7時の「おはよう日本」の注目は「コメ価格なぜ上昇?」。
道路情報を伝えた。