- 出演者
- 南利幸 井上二郎 西阪太志 赤木野々花
オープニング映像。
自民党の石破新総裁は、あすの新執行部の発足とあさっての組閣に向けて人選を本格化させていて、昨夜は東京・赤坂の議員宿舎で自らに近い議員らと人事や今後の政治日程について協議した。これまでに党の役員人事では、幹事長に森山総務会長を、選挙対策委員長に小泉元環境大臣を起用する方針が固まった。これに加えて、菅前総理大臣に副総裁への就任を打診するとともに、国会対策委員長に坂本農林水産大臣を起用する方向で調整している。また、政務調査会長には、小野寺元防衛大臣を充てる案が出ている。一方、閣僚人事では林官房長官を続投させる方針。また、石破陣営の幹部を務めた岩屋元防衛大臣、自らの側近の赤澤財務副大臣を入閣させる方向。財務大臣には加藤元官房長官を起用する案が出ている。さらに、官房副長官には、いずれも自らに近い、橘慶一郎衆議院議員と、青木一彦参議院議員を起用する方針。また関係者によると、総裁選挙で決選投票を争った高市経済安全保障担当大臣に党の総務会長への就任を打診したが、高市氏は固辞したという。一方、衆議院の解散総選挙について石破新総裁は“新内閣の発足後、国会論戦を経てできるだけ早い時期に国民の信を問う必要がある”として、この秋にも実施する日程で調整を進める方針。
発生から1週間が過ぎた石川県能登地方の記録的な大雨は、元日の大地震からの復興のさなかにあった人々の暮らしやなりわいを再び襲った。たび重なる被災を経験しながらも、日常を取り戻そうとする人たちがいる。被災地から離れた東京で支援の動きも。能登地方の出身者などが団体を作り、被災者のニーズを聞き取り、支援をマッチングする取り組みを始めた。支援者は、出身者や都心在住者に限定せず、ホームページで広く募集している。
ベートーベン交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」。今から100年前に日本人が初めて歓喜の歌を演奏したときの歌詞。当時、皇太子だった昭和天皇のご成婚を祝う「奉祝歌」として披露された。初めての演奏から100年、第九がつないできた歴史と絆を取材。福岡市で開かれた演奏会。九州大学のオーケストラと市民などで作った合唱団。合わせて約300人が100年前の第九を再現した。100年前の演奏を企画したのは、医学部の榊保三郎教授。日本でも歴史ある大学オーケストラ、九大フィルの創設者。ドイツ留学中に第九の存在を知り、日本に持ち帰ったと考えられている。当時の楽譜の映像。100年前の節目に向けて、九大フィルでは2年ほど前から当時を再現する演奏会を準備してきた。
巨人8−1広島。巨人は4年ぶり39回目のリーグ優勝を果たした。先発の菅野は打たせて取るピッチングで3回までヒット1本に抑える。打線は4回に門脇のタイムリーで1点先制。その後追いつかれるも、6回に岡本のヒットで巨人が再びリードを奪った。9回に大勢がマウンドに上がり、広島を抑え勝利。就任1年目の阿部監督は、現役時代の背番号と同じ10回宙に舞った。
巨人は4年ぶり39回目のリーグ優勝を果たした。リーグトップの15勝目を挙げた菅野智之投手と、1番に定着し打線をけん引した丸佳浩。同学年の2人に思いを聞く。菅野は「振り返ると“うれしい”よりも“ほっとした”が先にきます」、丸は「(菅野投手の)後ろで守っていて、ものすごく頼もしく投げてくれていたので“いけるぞ”という気持ちで試合ができた」と述べた。
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ことし、国際的な科学雑誌「サイエンス」の表紙を飾った研究について。海にいる小さな藻の一種で、窒素を取り込む能力を持っていることが分かった。海中に溶け込んだ窒素を、直接体内に取り込むことができて、これは動植物にはできないこと。この大発見を成し遂げた研究者の1人が日本の女性。
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高知大学客員講師・萩野恭子さんを取材。高知市内の自宅で「サイエンス」の表紙を飾った藻「ビゲロイ」の研究を続けている。今回の発見、鍵となったのは培養。高知県の特産・ところてんが突破口となった。培養の成功は、ビゲロイが窒素を取り組む能力を持つという発見に大きな役割を果たした。同じくビゲロイの培養に挑戦していた米国カリフォルニア大学の研究チームから声がかかり、生態についてより詳しい分析が行われた。この研究は食料問題など、国際的な課題の対策につながるとして注目されている。
VTRを振り返ってトーク。萩野さんたち研究チームは「研究が進めば、ビゲロイと同様に窒素を直接取り込める野菜が作れる可能性もあるのでは」と期待しているという。
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