自民党は政治資金規正法の改正に向けきょう党内手続きを終え、この後単独で法案を国会に提出する。野党は自民党案について、「一蹴されて当然の低いレベル」と対決姿勢を鮮明にしている。自民党の改正案では、パーティー券購入者の公開基準について20万超から10万円超に引き下げることなどが盛り込まれたが、5万円超とさらなる引き下げを主張する公明党との溝が埋まらず、法案は自民党単独で提出する異例の事態となっている。与党内からは「このまま行くと与野党の論戦は野党ペースになるのでは」などと懸念の声があがっているという。与野党は今月22日に政治改革を議論する特別委員会を開催することで大筋合意していて、法改正に向けた与野党の論戦が本格化する。