先ほど総理官邸を訪れた藤井八冠(21)。史上初の「八冠」を達成した功績を讃えられ、内閣総理大臣顕彰を授与された。藤井八冠は「大変光栄なことだ。当初は緊張もあったが総理の方から和やかに話を頂いてほぐれてきた」などと話した。将棋界で内閣総理大臣顕彰を授与されたのは1996年に当時史上初の七冠を独占した羽生善治九段以来2人目である。盾と賞状を受け取ったお礼として「雲外蒼天」と書かれた将棋盤を手渡した。藤井八冠は「雲の上には青空が広がっているということで努力して実力を高めることで違った景色が見える」などと話した。実は藤井八冠が四字熟語を使うのは2日連続である。一昨日行われた竜王戦第4局で挑戦者の伊藤匠七段に勝利し竜王戦3連覇を果たした際には「盤上没我」と書かれた色紙を見せていた。藤井八冠は「盤上に没頭して集中して考えることで感覚を大事にしていきたい」などと話した。年内のタイトル戦全てを制し、歴史を創り続けている藤井八冠。次に待っているのは来年1月から行われる王将戦七番勝負である。
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URL: http://www.kantei.go.jp/
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