JX通信社・米重克洋、TBS・岩田夏弥、TBS・本杉美樹とともに参院選の展望を伝える。与党が過半数を確保するためには125議席中50議席を確保することが求められるが、JNNによると50を割り込む可能性が1週間前に比べて増えているという。立憲・国民・参政は議席を増加させると見られるが、1週間前よりも野党が優勢となっている。焦点となる1人区は2022年の参院選は与党28・野党系4と与党の圧勝だったが、今年の選挙は中盤時点で自民8:接戦9:野党系15となっている。米重氏は栃木・岡山など保守色の強い地域でも自民党が苦戦していて、背景には参政党が保守支持層の中で存在感を増していることや、野党・共産の共闘があると指摘している。自民党の支持率は高齢層ほど高い傾向にあるが、2022年は20代以下で22.8%が25年時点で9.1%など若年層の支持が下落している。全体では比例投票先を決めていない約4割の人を含めて自民が14%、立憲は10%となっているのに対し、20代以下に限ると比例投票先を決めていない約5割の人を含め人の内、国民が14.9%、参政が10%、自民は7.2%などとなっている。米重氏は昨年以降はネット選挙の動きが広がることで無党派層の投票先が変わりつつあるのではないか、SNSで話題となった情報を頼りにする有権者が増えていることも影響にあるのではないかと指摘している。