物価の優等生、卵がまた高騰中。去年発生したエッグショックでは、鳥インフルエンザの影響で1kgあたりの卸売価格は一時350円に。今年1月には180円に下がったが再び価格は徐々に上昇し、きょうは260円になった。猛暑の影響で鶏が餌を食べなくなり、産む卵の数が減ってしまったという。更にきょう、坂本哲志農水大臣は「月見商戦などの季節性の需要が高まりました」と指摘。今や秋の風物詩となった月見商戦。卵を使った商品が人気となり、需要が高まったことも要因の一つだという。こうした中、きょう生産者や外食チェーンの関係者らが集まった。日本養鶏協会・彦坂誠副会長は「飼料代をはじめエネルギー費、運送費、人件費と幅広い分野で高騰しており、経営を圧迫しております」と述べ、生産者からはコストの上昇が見込まれるとの声も。例年クリスマスケーキやおでんなど、年末にかけてたまごの需要が高まるため価格も上昇する傾向にある。食品を巡っては、来月には3000品目前後の値上げが予想されていて、この秋も値上げラッシュとなりそう(帝国データバンク)。
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