香り豊な秋の味覚。マツタケをふんだんに使ったメニューが自慢の金沢の和食料理店。能登のマツタケは例年9~10月上旬が収穫のピーク。今年は20日ほど遅れたという。金沢市民の台所近江町市場でも能登産のマツタケが並んでいる。今日は今年最多の5キロを入荷。豊作もあって、例年より約2割お買い得だそう。一方、日本一の産地長野は嘆いていた。上田市の小学校で恒例のマツタケ狩り。多い年は70本ほどとれていたが今年は22本と激減。長野産のマツタケを販売する道の駅では入荷量が例年の5分の1以下。きょうはゼロだという。なぜ能登では豊作なのか。市場の人が推測するのは雨が降った日数の差だという。能登周辺で先月と今月1ミリ以上の雨が降った日は30日、一方上田市は14日。マツタケは地面に適度な湿り気が必要で雨に恵まれた能登は収穫量が安定しているという。能登のマツタケは来月10日ごろまで旬が続く見込み。