“ポスト石破”の一人と目される小泉農水相が今朝、石破首相の進退について言及した。衆議院・参議院ともに少数与党となったが続投を表明した石破首相。自民党内では”石破おろし”の声が四方から急速に広がっている。自民党・高知県連はきのう、一部の役員が石破首相の早期退陣を申し入れる方針を決めると、身内から続々と厳しい声があがっている。石破首相は2007年の参院選で大敗した当時の安倍首相に辞任を迫るような発言をしていた。その2年後、地方選挙で連敗した当時の麻生首相にも退陣を迫ったことがあった。こうした中、一部の議員の間で注目されているのは自民党の党則にある“リコール規定”。国会議員と都道府県連の代表者の過半数の要求があれば総裁選ができるというもの。一方、石破内閣の面々からは擁護の声もあがっている。林官房長官はきのう自らに近い議員と会合を行い、石破首相を「変な形で辞めさせてはいけない」などと今後の対応を協議したという。今月31日、参院選の総括を行う両院議員懇談会が開かれる見通しとなっていて、石破おろしをもくろむ多くの議員が「この日までに決着をつけなくては」と離しているという。