米国が4年半ぶりの利下げに踏み切る中、日本銀行はきのうときょうの2日間、金融政策決定会合を開いている。きのうときょうの決定会合では、前回7月の利上げが物価など経済に与える影響を点検した。日銀は今回、政策金利を今の0.25%に据え置く方向で調整中。自民党総裁選が行われていることや、日本時間きのう未明に米国の中央銀行にあたるFRBが0.5%の利下げを決めた直後ということもあり、日銀内では国内外の政治経済情勢が不透明な中で利上げを急ぐ必要はないとの声が大勢。こうした中、円相場はFRBのパウエル議長が今後の利下げを急がない姿勢を強調したことで円安方向に戻している。日経平均株価の上げ幅は一時1000円を超えた。