総理の辞任を表明を受けて、マーケットは株高円安で反応した。山川龍雄は「総裁選出馬予想の顔ぶれを見ると林官房長官は石破首相と近いかなと思うけども、他の人は全部それよりは、財政出動に積極的。野党との連携の中で、どうしても財政出動を求められる局面が出るだろうということで今日のところは株高で反応した」とコメント。一方、為替について「日銀は政権の枠組みが固まらないので動きづらい。もう既に市場では年内の利上げ観測ってのは、だいぶ遠のいてきていて、それを反映した動きだと思う。ただ、アメリカは雇用情勢悪化していて、利下げのペースが早まるという観測も出ていて、そんなに一本調子で円安が進んでいくとは思えない」とコメント。特にマーケットが注目しているのは高市早苗氏。今回も防衛関連だとか、あと原発関連だとかそういうところは物色されている状況。ただ高市さんの場合は財政悪化懸念というのもあるから債券相場、金利こういうところも目配せしておく必要がある。一方小泉氏が有力になった場合、農業改革期待で、その関連株がちょっと物色されている他、維新との関係が取り沙汰され高校無償化で教育関連株だとか、あるいは食品消費税の減税が連想される。山川は「いずれにせよ今回は、どの候補になっても、その候補についた銘柄とあとは、その候補だったら、どの野党と連携するかっていう、そこまで含めて材料視される」とコメントした。
